2025年8月13日

まだまだ暑い日が続きますが、夏は、熱中症や夏バテを始め、何かと体調に気を使う季節です。
夏季うつ病は夏になると発症する季節性うつ病です。季節性うつ病ときくと、冬季うつ病を想像される方も多いかと思いますが、夏も同様にうつ病になりやすい季節です。
夏季うつ病とは
夏季うつ病は、反復性うつ病のサブタイプで、晩春から初夏に発症し、秋以降に症状が治まっていくというサイクルを繰り返す疾患です。夏季うつ病は日照時間の長い低緯度地域で発症しやすいと言われています。
冬季うつ病では過眠や過食が多くみられますが、夏季うつ病の特徴的な症状は不眠や不安、食欲不振など逆の症状が出やすいのが特徴です。その他にも、イライラしやすく、気分が落ち込むなどの症状がみられることがあります。
夏季うつ病の原因
夏季うつ病に限らずはっきりとした原因が特定されているわけではありませんが、高温・多湿な環境、生活リズムや自律神経の乱れなどから、睡眠や感情のバランスを整える脳内物質の分泌が乱れ、気分が不安定になると考えられています。最近の研究では、都市部のヒートアイランド環境下では、うつ病や不安障害を発症しやすいという報告もあります。
夏季うつ病の治療
夏季うつ病に特化した治療はありません。基本的にはうつ病に準じた治療を行いますが、涼しい環境で過ごす、しっかりとした睡眠を確保する、栄養バランスのとれた食生活を心掛ける、適度な運動をする、といった基本的な生活習慣の見直しが症状緩和に効果的と考えられています。
単なる夏バテではないかもしれません
毎年夏になると「元気が出ない」、「眠れない」、「日中もだるくて仕事や勉強に集中できない」など、調子を崩していて悩まれている方は、季節性のうつ病かもしれません。夏の太陽がまぶしくても、心が疲れてしまうことはあります。そんなときは、無理せず自分をいたわることが、回復への第一歩です。単なる夏バテなのか夏季うつ病なのかに関係なく、一人で抱え込まず早めに専門の医療機関に相談することで適切な対処法を身に付けることも可能となります。
気になる方は、「初めての方へ」をご覧ください。