強迫症および関連症群|安城市の心療内科・精神科|名鉄新安城駅1分|サンメンタルクリニック

〒446-0007愛知県安城市東栄町1丁目7-22 新安城駅前メディカルビル2F

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強迫症および関連症群

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その他の強迫症

身体醜形症 Body Dysmorphic Disorder

自分の身体の一部が醜く思えると思い込んでしまうという、外見に囚われてしまう疾患です。最初は少し違和感を覚える程度なのですが、次第に酷く醜いもののように感じ、認識が歪んでしまいます。そして、鏡で何時間も確認するなど強迫的な行動をするよう追い込まれ、日常生活に支障をきたしてしまいます。少しでも自分の身体に違和感を覚えるようなことがありましたら、お早めに当院までご相談ください。

ためこみ症 Hoarding Disorder

ため込み症は、その名の通り物を捨てることが出来ず大量にため込んでしまう疾患です。ため込む物の価値は実際の価値とは関係ありません。物に対して歪んだ価値観や愛着があり、手放すことへの恐怖や不安による強迫行為として、ものをため込んでしまいます。その結果、生活空間が乱され、日常生活に支障をきたしてしまいます。

抜毛症 Trichotillomania(Hari-Pulling Disorder)

抜毛症は、強迫行為として自分自身の体毛を引き抜くことがやめられない疾患です。ストレスが原因と言われており、解放感と満足感を得るために体毛を抜いてしまいます。一般的には毛髪、眉毛、まつ毛を抜くことが多いです。座って何かをしている時に無意識に体毛を抜いてしまうことや、抜いた毛髪を食べてしまい腸閉塞になってしまうこともあります。思春期での発症が多く、慢性化する前に治療を始めることが大切な疾患です。

皮膚むしり症 Excoriation(Skin-Picking)Disorder

皮膚むしり症は、自分の皮膚を強迫的に繰返しむしってしまう疾患です。ストレス発散の為に皮膚をむしることもあれば、暇つぶしに皮膚をむしることもあります。皮膚をむしった時に安堵感や快感につながることもありますが、針やピンセットなどの道具を使ってこすり、噛むこともあります。その結果、皮膚病変を隠そうとする社会的な苦痛や、やめようと思ってもやめられない、恥ずかしいといった心理的な苦痛を伴います。皮膚むしり症は思春期から青年期に発症することが多く、早期に発見し適切な治療へと結び付けてあげることが大切な疾患です。

強迫症の治療

薬物療法

薬物療法では主に抗うつ薬である選択的セロトニン再取り込み阻害薬(Selective Serotonin Reuptake Inhibitor:SSRI)を使用します。抗うつ薬は飲み始めてから効果発現までに数週間かかるため、その間は即効性のある抗不安薬や少量の抗精神病薬などを一時的に使用することもあります。症状を完全に無くすことに拘り過ぎず、まずは日常生活に支障をきたさない状態、苦悩や苦痛が和らぐ状態を目指していくことが大切になります。

心理行動療法

薬物療法だけで症状を完全に消すことは難しいため、心理療法も行います。支持的精神療法も有効とされていますが、曝露反応妨害法の有効性は薬物療法と同等と言われて言います。この曝露反応妨害法は、不安・恐怖の対象に敢えて立ち向かうことで、実際には何も危険がないということを確認するためのものです。そして不安を打ち消すための行動をしないようにすることを「反応妨害」といい、強迫行為をしなくても、大丈夫なようにしていく認知行動療法の一つです。

当院では、まずしっかりと症状やきっかけとなった出来事をうかがいます。強迫性障害の診断となれば、症状のコントロールや再発予防のために根気よく治療を続けていくことが重要となります。治療を始めればすぐに良くなるわけではないので、焦らずに出来る限り継続できるよう、一緒に治療を行っていきましょう。

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