身体症状症　Somatic Symptom Disorder

こんな症状はご相談ください

• 吐き気やしびれがずっと続いていて治らない
• 身体に力がはいらない
• 身体の不調を病院で診てもらっても原因がわからないと言われる

身体症状症とは？

身体症状症（身体表現性障害）とは、要するにストレスが身体の症状となって現れている状態です。心気症と言った方が馴染み深いかもしれません。内科で身体をいくら調べてもどこも悪くないのに、明らかに本人にとって症状があったり、身体の不安がつきなかったり、心気的な訴えを繰り返す疾患です。

身体症状症の原因

内科などで検査を行っても原因がわからない場合には、ストレスが原因となって症状が現れている可能性が考えられます。ストレスにより感覚が過剰に反応してしまい、普通の人が痛みと感じないものを誤って痛みと感じてしまいます。そして身体の不調にとらわれてしまって、大きな病気が隠れているのではと不安でたまらなくなってしまうこともあります。完璧主義や神経質な性格といった思考のパターンの関連も示唆されています。

身体症状症の特徴

そのような不安から、これらの症状は身体のどこかに病気があるんだと信じこみ、医療機関を受診し大きな病気がないか検査をしたがります。それでも根本的な原因が見つからないためドクターショッピングを繰り返します。そのため精神科やメンタルクリニックを受診するまでの経過は比較的長くなることが多いのも特徴の一つです。抑うつ症や不安症など、他の精神疾患の二次的な症状として現れることもあり、合併も多いことが特徴です。

身体症状症の治療